負荷を逃さず出力した力を漏らさないフォーム

マシーンから負荷を受ける際、負荷を逃がしてしまう様なフォームですと身体の根幹部の柔軟性が高まりません。

また、筋肉が伸ばされて生まれた力を返す際、力を漏らしてしまう様なフォームですと筋出力を向上させる事が難しく成ってしまいます。

 負荷を逃がさないフォーム、出力した力を漏らさないフォームを取る事が出来ますとトレーニング時に小さな動作や低いマシーンの負荷でも根幹部の柔軟性を高めたり、筋出力を向上させる事が可能に成ります。

 

代表的な例

 

  ①レッグプレス、ロアモーション等で真っ直ぐ受けて真っ直ぐ返す種目で股関節を割ってマシーンからの負荷を受ける際、大転子、膝の外側、薬指を揃えた垂直な軸の外側へ膝が出て負荷を軸の外側へ逃がしてしまう。

また、ペダルやプレートを押し出して出力して行く際、やはり膝が軸の外側へ出て出力した力を軸の外側へ漏らしてしまう。

両動作とも膝や股関節への負担も大きい動作です。

 

→動作中垂直な軸の外側へ膝を出さない様にして膝ではなく股関節、骨盤側でマシーンを動かす(膝ではなく股関節を割る)。(早すぎるタイミングで膝が軸の内側方向へ折れ曲がる様な動作も出力している力を漏らしてしまう動作です/詳細はトレーナーへお尋ね下さい)

 

  ②チェストスプレッドやディッピング系マシーンの様にハンドルやパット部が円弧で動いているマシーンに対して負荷を垂直方向で受けたり、垂直方向に出力する事が出来ない(当然、負荷を逃がして受け、力を漏らしてしまう事に成ります/肘関節や肩関節にも負担の大きい動作に成ります)。

 

→負荷が向かってくる方向や返す方向に前腕骨の角度を合わせて受け返しする。

 

 ③プルオーバー(チェストスプレッドマシーンの万歳して動作する様な種目)で頭上に上げた腕の肘を曲げて動作してしまう(肘から負荷が逃げてしまい力も漏れてしまいます/肘関節や肩関節に負担の大きい動作に成ります)。

 

→動きが小さく成っても構わないので肘関節が曲がらない範囲でマシーンを動かす。