正しいマシーン操作

正しいマシーンの操作方法をご理解頂くことでトレーニング効果を最大限に引き出して頂くことが出来ます。トレーニングの方向性をご理解頂き今後のトレーニングのお役に立てて頂けたらと思います。

 

1 負荷を体幹部の大きな筋肉群で受け、大きな筋肉群から末端(手足)へ出力していくこと

 

トレーニングでは手足ではなく肩甲骨周辺や骨盤、股関節周辺の大きな筋肉群でリラックスしてマシーンの負荷を受けて頂きます。マシーンからの負荷を受けた大きな筋肉群はストレッチされます。受動的に伸ばされた大きな筋肉群は神経の働きにより弛緩(リラックス)時の元の長さに戻ろうと加速を伴い短縮に転じます。その短縮へ向かう現象の邪魔をしない様にタイムリーにリラックスしてマシーンのハンドルやプレートを押したり引いたりして頂くことで体幹部の大きな筋肉群から発生した力を四肢(道具としての手足)へ伝達することが出来ます。大きな力を発生させることが出来、身体への負担が少ない動作です。歩行や日常生活動作、スポーツ競技動作等で高いパフォーマンスを発揮される方達が無意識に、またはトレーニング等で身体が学習し行っている身体操作方法です(大きな力を発揮したい時に主動作方向と逆方向へ主動筋を伸ばし反動を付ける動作と同様のメカニズム。例、高くジャンプしたい時にジャンプ方向と反対方向へ一旦沈み込む等)。医療やスポーツ分野の専門用語でこの様な筋活動の循環をストレッチショートニングサイクルと言います。当施設のトレーニングではこの機能を高めて頂きます。

 

2 体幹部と四肢との動作の関係

 

四肢、特に肘から先端や膝から先端が強く働くと肩甲骨や骨盤、股関節を中心とした体幹部の大きな関節は余り動かせなくなる身体の仕組みが有ります。四肢が強く働く動作では体幹部の大きな筋肉群を動員した強い筋力を発揮する動作をすることが難しく成ってしまいます。大きな筋力を発揮する為には如何にして四肢に余分な出力、仕事をさせないかが先ずは1つの鍵と成ります。