脳や神経系統と身体(筋肉)の協調性

トレーニングにより空間認知機能(3次元空間において自己と空間の相対的位置関係を把握する働き)や感覚統合機能(様々な感覚を整理する脳の働き)が改善されたと思われる事例

 

脳や神経系統と身体(筋肉)の関係(神経筋制御機能)を理解して正しくトレーニングが出来ますと、筋肉に負荷を掛ける事を主目的とした従来のウエイトトレーニングでは起こり得ない事が身体に様々起こります(従来のウエイトトレーニングとの優劣ではなく違いのご説明です)。

以下、当施設で有った具体的な事例について幾つかご紹介させて頂きたいと思います。

 

*トレーニング効果には個人差が有ります。以下は個人のご感想、ご経験です。

 

 

1、 体操教室にも通われている小学6年生男子M・Y君(トレーニング歴3ヶ月)の場合

 

 体操教室へは保育園の頃から継続して通われている様です。

 縄跳びの二重飛びを失敗せずに連続して飛び続ける記録が今年は一気に10数回伸びたそうです。

 「『こんなに記録を伸ばした例は今迄見た事がない!』と言って体操教室の先生が驚いていました」

 養護学校の教員をされているM・Y君のお父さんから嬉しそうにご報告を頂きました。

 

 

2、 高校時代ボクシング部に所属し現在総合格闘技に取り組む20代女性M・Tさんの場合

 

 「私これが苦手だったんです」

 と言いながらジムに備え付けて有るボクシング用練習器具のパンチングボール(前後左右に高速で連続して動く直径20センチメートル程度のボール)を突然叩き出しました。

 ボクシング経験者にしては確かに余り上手ではない…

 動くボールに拳のタイミングを中々合わせる事が出来ません。

 4Dモーショントレーニングマシーンで数セットトレーニングを行い再チャレンジした結果、ボールと拳のタイミングが合い始め本人もびっくり!

 

 

3、 50代男性K・Kさん(トレーニング歴約半年)の場合

 

 「最近は自動車の運転で以前と比較して視野が広がり気持ちに余裕が持てる様に成りました」

 とご来館時にご報告を頂きました。

 

 

4、私自身(トレーナー相星)のトレーニング取り組みによる変化

 

 (トレーニング取り組み開始から約1年経過時の変化、当時の年齢は40代前半、空手歴17年)

 

 ①相手の打撃(パンチやキック)が以前より良く見える様に成り(以前より視力が向上した訳では有りません)反応も良く成った為相手との距離の取り方(間合い)の幅(バリエーション)が広がる。

  *高速で動く物体を眼球の動きで追う様なビジョントレーニングや反応時間を短縮させる為の特殊な取り組み等は一切行っておりませんでした。

 

 ②相手の動きに対して投げ技のタイミングを合わせやすく成り、技が決まる確率が高く成る。

また、以前は苦手で出す事が出来なかった左の技が無意識に出て決まる事も多く成った。

*ラダーやミニハードル等を使用して俊敏にステップを踏む様な類のトレーニングは一切行っておりませんでした。

 

 ③寝技の動きで右方向へ動く苦手意識が改善されて咄嗟の判断で無意識に左方向へ動いてしまう選択ミスが減少した。

また、考え過ぎたり意識が強く働き過ぎて動きが止まったり出遅れる様な事が少なく成

った。

*技術と精神を関連付けて自分を見詰め直し分析する様な類の取り組みは上記の部分に関しましては一切行っておりませんでした。

 

*動作時の強すぎる意識は動作を阻害する一つの要因に成りますが(例=ゴルフや野球等スポーツ競技のイップス)、身体を正しく動かす動作学習(トレーニング等)を行う事によって脳や神経系経路が整備されて改善される様な事例も多く見られます。見当違いな精神的部分に原因を求めてしまい改善の出口が見つからない迷路にはまり込んでしまう様な事例も少なくない様です。

 

 

上記事例の他、4Dモーショントレーニングマシーンでのトレーニングにより記憶力が向上したり、頭がスッキリして仕事がはかどる様に成った等の感想を持たれている方もいらっしゃる様です。

昨今、記憶力の向上や認知症予防等の観点から運動等を通して空間認知機能を鍛える事が広く推奨されている様です。

当施設の所在する茅野市も総人口に占める65歳以上の方の割合が3割を超える様に成りました(令和53月現在)。

地域に寄り添ったトレーニングジムとして、スポーツ競技のパフォーマンス向上等に留まらず、多くの皆様が必要とされている事をご提供出来る様活動して参りたいと考えています。